身体アプローチから伸ばしましょう!

ワインディングロードでも良いんじゃない?

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通常級に通う発達障害児 A君の憂鬱

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「バカ、バ~カ、こっちだよ~」

ドッジボールをしている子供達の中から声が聞こえます。

「バ~カ、バ~カここだよ~う」

そのうち「うるせ~よ、おまえ辞めろ!」

そんなやり取りの中でいつもの喧嘩が始まります。

 

バカと言っていたのは通常級に通う発達障害児のA君。

辞めろと言っていたのはちょっと短気なリーダー格のB君です。

 

ゲームはいつもB、C、D、E君達が主導して楽しく行っています。

放っておかれるA君はだんだんと暇になってきます。

「ボールが来ないなぁ」

じきに変な踊り、声かけ、叫び、罵倒で人寄せをしようとし始めます。

A君は自分のところにボールが来ずいつも苛ついているのです。

コミュニケーションが上手くいかず腹を立てて・・・。

何で僕のところにボールが来ないのか?

 

B君は罵声を浴びせ騒音を出すA君に苛立っています。

何であいつはいつも騒ぐんだ?むかつくぜ・・・。

そして呆れ顔のC、D、E君達。

また始まったか。

 

A君もみんなの輪の中に入ってわいわいと楽しみたいのですが、自分ルールが強く、話し方、話の方向性などにも癖があり、多人数の輪の中で排除され気味です。その為癇癪を起し、更に遠ざけられる悪いスパイラルに嵌ってしまっています。

他人は他人、自分は自分。それぞれを尊重する。

そんなことが出来るのでしょうか?

一体どうすれば良いのでしょうか?

注:あくまで受け入れて貰いたい立場を取る児童のための作戦です。これをしなければならないと云う意味は含んでいません。

 

 

このタイプの児童は「遠目の距離感」を掴めば上手くいき始めることがあります。

 

 

ですが・・・そのためには「複数人で仲良くなる幻想」を捨てなくてはなりません。

孤独を受け入れるという痛みを伴う作業。

クラスの人気者ではなく「変わり者」であることを受容しなければならない。

子供が理想とする自分とは反対の自分。

通常は思い描かない自分。

本当に切ないです。

でも・・・遠目の距離感、近過ぎない関係。バランスが大事なのです。

 

「孤独になる」のでは無く「孤独にならない」ために遠目の距離感を学ぶということです。

 

これには親御さんや支援者の力、長期的視点が必要です。

焦らずに一つ一つ、進めていきます。

まずは心の余裕を作るところから始めましょう。

いくつかのポイントがあります。

  • 得意なことを伸ばす
  • 自信を持つ
  • 褒められる場面を増やす

褒められる場面が多くなれば受け入れてもらえることが少しずつ増えます。

ですが、ここで同級生達と距離を詰めてはいけません。

油断をするとすぐに認知、概念のズレから関係がチグハグになってしまいます。嫌味を言ってしまったり、変な発言にドン引きされたり、様々な問題が起こってきます。

あくまで距離は遠目にしていきましょう。

  • 同級生との心の距離を無理に縮めようとしない
  • 認知、概念のズレを感じさせない

認知、概念の沢山の大きなズレは他者との関係作りを困難にさせています。

ズレにより共感が出来ません。

  • 共通意識、共感性が無いので話題が続かない。
  • 空気が読めない。他者との気持ち、感覚の違いも考慮しない。
  • 第三者的、客観的視点を持てない

尊大な発言で煙たがられる場合もあります。俺様的なことを言ってしまうのも特徴の一つです。

問題は続く場合が多いでしょう。簡単に解決する問題ではありませんが、粘り強く取り組んでいきましょう。

そのうち自身、他者の痛みを理解出来るようなところまで持っていけたら良いですね。

 

直接支援者はどのような形で関われば良いのでしょうか?

まずは喧嘩が起こりそうな場面での介入方法について

  1. B、C、D、E君たちがA君を排除し始めた時は声をかける
  2. A君が焦れて奇異なことをし始めた時点で声かけをする
  3. A君とB君の口調が高まってきたら最初にB君に声をかける

1.特定の児童が疎外感を味合わないようにしながらも、児童の楽しみを奪わないように心掛ける。

2.A君の行動が騒がしくなってくるとトラブルのリスクが高まるため、早めに声をかけます。

3.発火寸前ですのでストレス度の高いA君でなくB君に声をかけ、その間に少しクールダウンしたA君に話を聞きます。

先に声をかけられるとA君の場合は悪者扱いされたと考え更にヒートアップ。話が出来ない程激高しますので、声をかける順序も大切です。

 

普段からの関係作りも大切です。支援者には友達の側面もあります。

好きな趣味やゲーム、プラレールやYOUTUBE等の話をしてみるのも良いでしょう。

共通の話題をいくつか持っていると話が弾みます。

A君の好きなものを聞いて話を拡げましょう!

 

A君のことを見ているよ、いつでも話を聞くよ。だから安心してね。

支援者にはそんな態度が求められます。

 

全ての児童に居場所がありますように!

人間脳の根っこを育てる

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